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February 01, 2010

世界のこどもたちを想うことのできる3つの映画

年明けから風邪をひいていて、また、店は暇なことが多い。
それで、家でも店でも、よく映画を見ている。
昔から映画は大好きで、社会派から娯楽・アニメまで、どんなジャンルでも見る。
見ないのは、ホラーと邦画のアイドルものくらいだ。
今回は、世界の子供たちをテーマにした秀作を、3つほど紹介したい。

「スラムドッグ$ミリオネア」
インドのスラムを舞台に繰り広げられるドラマ。
ミリオネアでのサクセスよりも、主人公の数奇な人生にこそ重みがある。

「闇の子供たち」
タイを舞台にした、人身売買、児童買春、臓器移植などの重い犯罪と、日本人の関わりを描いた作品。
日本にもまだ、これほどの映画を作る力があったことにも驚いた。

「それでも生きる子供たちへ」
ルワンダ、ボスニア、イギリス、アメリカ、イタリア、ブラジル、中国の7つの国の7つのストーリーからなる、オムニバス作品。
スパイク・リー、ジョン・ウーなどの名監督が名を連ねる。
貧困、戦争などによって犠牲になる子供たちの苦難と、僅かな可能性を信じて生きる姿を描く。

3つの映画ともフィクションであるが、取り上げたテーマと、描かれている事象は、現実である。
あまりのリアルさに、私が旅で見た世界とリンクする。
遠い世界の話だが、実は他人事ではない。
子供たちの苦難は、誰かのせいではなく、我々日本人も加害者の一端をになっていたりする。
「私は悪くない」と、言いきれなくなってくる。

人間が他の生き物の肉を食らって生きているように、先進国の豊かさは、発展途上国の犠牲の上に成り立っている。
貧困や戦乱に喘ぐ国々の、歴史や他国との関わりを見ていくと、必ず先進国のエゴが出てくる。
犠牲となっている弱者たちが、自分たちの力だけで幸せを掴むことは、非常に困難だ。

「我々も苦悩し、アクションを起こすべきではないだろうか。」

そんな気持ちにさせてくれる。

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