硫黄島
毎年8月には、戦争に絡んだテレビ番組がたくさん放送されるので、なるべく見るようにしている。
昨年封切りされたときに、とても興味を持ちながらも見ていなかった映画「硫黄島からの手紙」と「父親たちの星条旗」もレンタルして見た。
ついでに「男たちの大和」と「出口のない海」も見た。
それぞれにテーマに迫ろうとした作品だと感じられたし、クリント・イーストウッドというアメリカ人がこのような作品を手がけた意味は大きいと思った。
しかし、NHKのドキュメンタリー番組の何本かは、それらの映画作品を遥かに凌ぐ衝撃を与えてくれた。
特に「硫黄島 玉砕戦~生還者61年目の証言~」(2006年作)は重みがあった。
爆音や血しぶきが飛び散る映像などはなく、硫黄島からの生還者が、ただ淡々と静かに語るだけで、その悲惨さと彼らの思いが伝わってきた。
これが戦争なんだなあ、と思った。
これまで封印されてきた戦争の事実が、近年、ようやく語られるようになってきた。
日本のメディアや視聴者も、正面から受け止めようとする姿勢がとれるようになってきたのだろう。
事実を知り、そこから何かを学び取り、これからの路を探るのは、今しかない。


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