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October 11, 2004

今出(いまづ)大神輿

ついに、この日がやってきた。
10月7日、朝5時、今出の神輿が上がった。
去年のこの日は、アルゼンチンの平原を夜行バスで、パラグアイを目指し走っていた。
月明かりの中、バスの窓から地平線を眺めながら、「ああ、今、宮出しやなあ。」とか「そろそろ宮入りの時間やのう。」などと考えていた。
2年ぶりに触る神輿の感触。
肩にズシリと重い。
かき手の声が響き、神輿が今出の村を練り歩く。
同級生や仲間内がたくさんいるので、道中も賑やかで、ビールもすすむ。
若い衆が大勢いるから、われわれ年寄り組は、肩を入れたり、抜いたりしながら、まわりで囃し立てていればよい。
それでも1日角周りをすると、身体がガタガタになる。
小1時間眠って、夜の部に突入。
7時からの住吉神社がメインだが、今年は太鼓と三味線が入り、例年以上に華やかだ。
今出では1台の神輿で練るのだが、上に乗った人間が、神輿を揺すり、何度も何度も地面に落とす。
そのため、神輿の下敷きになったり、落ちて打撲したりで、毎年、怪我人が続出する。
頭取が声を掛けてくれたので、若い衆を押しのけて、一緒に神輿に上がった。
神輿の上に立ち、声を上げる。ああ、ここに戻ってきた。
調子に乗って、神輿を揺すり落としてやった。
体制を崩して落ちたが、なんとか足で着地した。
そのとき、脇腹で「パキッ!」と音がして、呼吸ができなくなった。
腹の内圧で肋骨が折れたのか、とにかく痛い。
それでも、ここからが走り込みのクライマックスなので、抜けるわけにはいかない。
宮入りは「若い衆」と「家持ち」の2つに分かれ、交互に神輿をかいて走り込む。
もう片方の集団が、とびかかって神輿を落とし、宮入りを阻止するのだ。
私は「家持ち」のいつも先頭の左をかく。
先頭がやられたら終わりなので、やられないように必死だ。
そのため、私に殴られたという若い衆がたくさんでてきたりして、困ったこともある。
暴れすぎて、法被がビリビリに破れたこともある。
今年は、2年分暴れようと思っていたのだが、肋骨が痛くて、立っているのがやっと。
若い衆はお構いなしに突っ込んでくるので、痛みで顔が歪む。しかし、楽しい。
頭取が相手サイドで叫んでいる、「こんなおもろいことはない!」
若い衆も叫ぶ、「こんなおもろいことはない!」
その通りだ。
3本ずつ落とされた、若い衆の4本目。
本気で落としに行ったのだが、若い力に敵わず、神輿は、鳥居をくぐった。…祭りが終わった。
「ええ祭りやった。」みんなが言った。

けい子に運転してもらって、救急病院へ。
肋軟骨を痛めたようで、コルセットをはめることになった。1ヶ月は運動ができないらしい。
ああー、サッカーができん。どうなる新人大会。
咳しても痛いし、寝返りも打てない。しばらくは、おとなしくしていよう。

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